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toyota home
トヨタホームは、言わずと知れたトヨタグループの住宅販売部門です。 トヨタホームの家は、鉄骨造の自由設計で、 プレハブ工法は、工程のほとんどを工場で行い、現場に搬送するスタイルをとっています。 性能など詳しい評判は以下の項目でご確認下さい。 |
目 次 |
トヨタホームの特徴は?
◇ トヨタホームの特徴① 構造材の防錆技術
トヨタホームといえば、自動車の技術を最大限に活かせる防錆技術ではないでしょうか。
鉄は、さびると強度が極端に低下します。
どんな工法もそうですが、時間が経過しても地震に対する強さが落ちない家づくりは重要です。
では、トヨタホームが行っている錆の対策とはどんなものか紹介します。
まず、トヨタホームの工場では、人間の手ではなく、コンピュータで自動管理された機械で作業が行われ、その割合はなんと85%以上。さすが、自動車産業のトップメーカーだと感じてしまいます。
その工場の中で、構造材の塗装が行われているのですが、柱は2層の防錆塗装が、湿気が溜まりやすい1階の床の梁については、3層の防錆塗装が施されています。
また、鉄骨の加工後に塗装を行っているため、一般的に不十分になりやすい小さな部材などもしっかりと防錆できるようです。
こういった工場での生産は、自動車の技術を応用できるトヨタホームの十八番ではないでしょうか。
◇ トヨタホームの特徴② 柱の太さは鉄骨系ハウスメーカーでもトップクラス
鉄骨造でもやはり柱が太いほうが安心できると思いますが、トヨタホームの鉄骨柱の太さは業界トップクラスの12.5cm角を採用しています。
そのため、トータルの耐震性を比較しても、耐震等級3を大きく上回る性能をもっていますので、地震に対しても安心できる住まいといえます。
ただ、鉄骨軸組のトヨタホームの独自工法「EST工法」では、制震に似た工法を採用しているものの、免震住宅はありません。家は大丈夫であっても、家の中の家具などが転倒するなどの2次被害を防ぐ方法を検討してほしいものです。
◇ トヨタホームの特徴③ 防犯を考慮した商品群
泥棒による被害はここ数年で少しずつ減少してはいますが、実際に泥棒の被害に遭われた方にお話しを聞くと、精神的なショックが大きくその家を手放されたと聞かされました。
住宅を購入する前からこのような話を聞くと不安になるかもしれませんが、住宅を選ぶ際にこの防犯性能もチェックすることをお勧めします。
トヨタホームの防犯性能ですが、トヨタグループの強みを活かした対策が施されています。
防犯性が高い商品に対して与えられるマークの中に、「CPマーク」がありますが、防犯合わせ複層ガラスや玄関ドア、ロック機構、面格子、シャッターなどで、このCPマークの認定を受けた商品を採用しています。
また、窓施錠モニターやセンサーライトなども提案しています。
ただ、トヨタホームだけでしかできないことという訳ではないですが、防犯についてもしっかりと対応できるトヨタホームだと不安を少し減らすことができるのではないでしょうか。

トヨタホームの評判
トヨタホームもインターネット上では様々な評判が流れています。
その中から、トヨタホームならではの評判を集めてみました。
◇ トヨタホームの評判1 地域格差が大きい
トヨタホームは、トヨタ自動車の販売同様、代理店方式(ディーラー制)を採用しています。
トヨタホームを販売する会社は、トヨタホームとは別会社で地域によって、社風の違う会社がトヨタホームを販売していることになります。
トヨタホームでも研修が行われているようですが、代理店となっている会社の社風や教育制度によって、社員の住宅の知識や対応が分かれる可能性は高いでしょう。
インターネットに流れる他地域の評判を鵜呑みにすると危険です。
トヨタというブランドを前面に出した営業をする方が多いと思いますが、ブランドではなく、建て主の想いをどれくらい形にできるのか、冷静に判断してください。
◇ トヨタホームの評判2 60年保証
トヨタホームは、基礎、構造体、外壁、床、屋根、雨漏れで最長60年の長期保証をうたっています。
その保証期間の長さを評価する良い評判を聞きます。
ただ、トヨタホームだけでなく、どこのハウスメーカーも保証期間を延長する流れがあります。
評判が良いと、右に習えで、似たようなことをする業界ですね...
ただ、注意して頂きたいのが、長期保証も会社が存在することが大前提。
トヨタホームが倒産・・・
というのは、今は考えにくいですが、昨今の円高の日本ではどうなるかはわかりません。
法律で構造に関わる部位の瑕疵は10年間保証することが義務付けられていますが、10年以上の保証は、いわばハウスメーカーが独自に決めたもので法律で決まったものでもありません。
契約書に記載があると思いますので、その内容を守る義務はあるのですが、契約書は、そのハウスメーカーとあなたが結んだ契約内容を確認するものですので、その相手がいなくなる(倒産する)と無効になってしまうものなのです。
その点をしっかりと理解しておいて下さい。
ただ、トヨタホームは、有償としているハウスメーカーも多い定期点検を25年まで無償で行うのは評価できる点ではないでしょうか。
(但し、「アトリスプラン」対象のお客様のみ)
建てて頂いたお客様のアフターフォローや定期点検は、意外と人件費のかかること。
それを5年目以降も、1年に2回訪問点検を約束するトヨタホームの姿勢は、いい取り組みだと思います。
◇ トヨタホームの評判3 ローンがお得!?
トヨタホームは、独自のローンをもち、ローンを組む方のトータル支払額を減らすようにしているようです。
トヨタファイナンス株式会社の「トヨタホームローン」といった商品があり、借入時に必要な保証料や事務手数料が無料などトータルの支払いを考えると安くなるシステムづくりをしているように感じます。
また、金利も銀行で借り入れするより低く抑えられているプランもありますので、トヨタホームを購入し、ローンを組まれる場合は、この独自ローンを検討するのもいいのでは?
他の住宅メーカーと比較する場合も、ローンまで含めた総支払額の比較をすることをお勧めします。

トヨタホームの商品と坪単価
トヨタホームは、鉄骨プレハブ工法と鉄骨軸組みがあります。
その2つの坪単価を示します。
「シンセ」シリーズ(鉄骨プレハブ系)
55~75万円
「エスパシオ」シリーズ(鉄骨軸組系「EST工法」)
65~80万円以上
トヨタホームは大手ハウスメーカーの中でも高めです。
また、この価格には、外構や地盤改良費、エアコン、照明、カーテン、ローン諸経費などが含まれていません。
上記坪単価に坪数をかけた後、最低でも400万円を加えるようにしてください。
ハウスメーカーの坪単価比較 トヨタホームの平均坪単価を大手ハウスメーカーの坪単価と比較

トヨタホームの断熱性能比較
トヨタホームの断熱性能は、標準仕様で次世代省エネ基準を満たしています。
ただ、各断熱材とその厚みを確認すると、特に断熱性能に大きな特徴はありません。
断熱材の施工方法は、壁は外張り断熱と充填断熱の組合せ、天井は、天井断熱、そして床断熱を採用していますが、大きな特徴がある訳ではありません。
☆ 断熱材の仕様
旧断熱仕様
部位 | 仕様 | 厚み |
床 | 高性能硬質ウレタンフォーム | 35mm |
壁 | グラスウール16K | 100mm |
天井 | グラスウール16K | 150mm |
窓 | 断熱サッシ+高遮熱断熱ペアガラス (3+12+3) |
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エコミライ(Eco mirai)が2010年に発表されましたが、具体的な断熱仕様は現在調査中です。
なお、Q値については以下の通り。
Q値は、1.86W/m2・K
C値は、未公開
エコミライの断熱では、充填断熱が採用されています。
鉄骨で充填断熱だけだと鉄骨部が熱橋となり、寒さや結露などの問題に繋がりますが、トヨタホームは、鉄骨部も断熱材で断熱補強し、熱橋とならない工夫がされているようです。
こういった取り組みは、ハウスメーカーのあまり珍しいことではありませんが、トヨタホームで特筆すべきは、夏の対策です。
「鉄骨は暑い」
こういった評判は良く聞かれるところですが、断熱不足や庇のないデザインなどが原因として考えられるのではないでしょうか。
そんなマイナスのイメージを覆すような商品がトヨタホームの一部商品に付けられています。
それは、『エアリーガード』。
このエアリーガードですが、簡単に言うと、窓の外に付けるブラインド(外付けブラインドと言われています)。
ブラインドは窓の内側に付けるものが一般的ですが、それだと一旦太陽の熱を家の中に取り込んでいるので、暑さを防ぐ効果はそれほど高くありません。しかし、外側に設置することで、熱を防ぐ効果が3倍近くにもなるのです。
また、敷地の条件、取り付けられた方位、時間、温度に応じて、自動で羽の角度を変えてくれる優れモノです。また、CPマークも付いているので、防犯上有効な商品だと言えるでしょう。
ただ、そのお値段は破格。手動のシャッターよりも5倍も高いという噂です。家すべての大きな窓すべてにエアリーガードを入れると、それだけで車が買えてしまうほどの金額になってしまいます。
エアコンのランニングコストで取り付けにかかる費用を取り戻すことはとてもできないので、じっくりと検討して下さい。
エアリーガードは、トヨタ自動車とトヨタホーム、アイシン精機㈱の三社が共同して開発した商品なので、他メーカーで取り付けるのは難しいですが、自動制御がない外付けブラインドは市販されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
大手ハウスメーカーの断熱性能は、下のページご確認ください。
ハウスメーカーの暖かい家ランキング(断熱性能比較:C値、Q値)

トヨタホームの換気システム
トヨタホームの換気システムですが、第1種換気方式を採用しています。
外から取り込む空気も家の中から捨てる空気も両方ともファンを回して行う方式です。
また、トヨタホームでは、第1種換気方式の中でも、2種類の方法を採用しています。
- 熱交換が可能なダクトを使った換気方式。
- 家に取り込む空気にはダクトを使わない換気方式。
まず①からです。
各階の天井裏に本体を設置して、各部屋に空気を送ります。
天井裏のため、フィルターについた大量のホコリをかぶりながらフィルター交換しなければなりません。
また、各階に設置するタイプのため、家の大きさに対してちょうどよい本体がないと、その分だけ、効率良い運転ができる機種を選択することができません。
寒さの軽減などは可能ですが、換気の量が増えるとその分だけ熱が逃げる量が増えてしまいます。
通常、熱の逃げる量を計算する時は、換気回数を最低限必要な量を使う場合がありますので、消費電力を見ると、熱交換していても省エネになっていない可能性が高いです。
次に②です。
コチラは、「エアナビⅡ」が付けられるタイプです。
コチラのシステムは、非常に単純でわかりやすいものです。
機器が単純ということは、5~10年と言われるモーターの寿命がきたときでも修理が楽と言った点が挙げられます。
フィルター交換をそれぞれの機種でしないといけないですし、フィルターの値段が高いとずっと使っていくにはお金がかかりますが、家の空気清浄機能も備えているので、小さなお子様がいるような家庭ではいいのではないでしょうか。
家の空気を混ぜて外の空気を取り込みますので、冬場に給気される空気が冷たいと感じにくくなっています。
小屋裏に室内の空気を送って小屋裏を冷やす換気扇がオプションで付いていますが、これは微妙だと思います。
小屋裏の空気が室内に戻ってくる可能性が高いですし、あまり効果は期待できないと思います。

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最終更新日 : 2011年7月24日