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住友林業は、日本の人工林の0.4%を保有する最大手の木造ハウスメーカーです。 構造は、桧の集成材を用いた在来軸組み工法と、枠組壁工法(2×4)、木質ラーメン構造の3シリーズから選べます。 性能など詳しい評判は以下の項目でご確認下さい。 |
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目 次 |
住友林業の特徴
◆ 住友林業の特長 1 : 独自の「きづれパネル」という耐震壁
住友林業の「きづれパネル」とは、
木造軸組工法の「耐力壁」という
耐震要素に用いられるパネルを指します。
住友林業が標準仕様で耐震等級3を実現できるのは、
住友林業のマルチバランス構法で採用される
「きづれパネル」という耐力壁1枚当たりの強度が
高いからです。
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一般的に、木造軸組工法の「耐力壁」という壁には、
構造用合板や筋交い等の材料が用いられるのですが、
その耐力壁1枚当たりの強度を表す「壁倍率」の値は「2.5倍」程度。
(壁倍率の値は数字が大きいほど強度が上になります。)
それに対し、住友林業はホワイトウッドやカラマツを格子状に組んだ材料を、
国土交通大臣のお墨付きをもらった耐力壁(きづれパネル)として採用しており、
耐力壁1枚当たりの「壁倍率」は最大で「5.0倍」。
(この場合、釘の固定間隔を密にして、施工する必要があります!)
よって、住友林業の壁1枚当たりの強度は、
一般的な木造住宅の耐力壁と比べると
2倍程度高く、
高い耐震性の住宅を実現しやすいと言えます。
これが、住友林業が「耐震等級3を標準仕様」と言える理由でしょう。
ただし、これは住友林業に限った話ではなく、
積水ハウス(シャーウッド)、 一条工務店、東日本ハウスなどの大手ハウスメーカーや、
建材メーカーでも同様の取り組みを行っており、
住友林業だけにあるような特徴ではありません。
また、「絶対に耐震等級3を実現するぞ」という気合さえあれば、
極端な話、「どんな工務店」でも実現可能です。
その場合、住友林業よりも間取りに制約が多くなってしまいますが・・・・
(具体的には壁のない大きな空間等がつくりにくくなります。)
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◆ 住友林業の特長 2 : 「木」っていうイメージ・・・!?
住友林業のシンボルキャラクターの「キコリン」でも分かるように
『木』にこだわりを持ったハウスメーカーです。
国内に「自社保有林」を持っているため、
「国産材」を使用しているイメージが強いですよね。
構造材に全て国産材(檜など)が使用されているかと思いがちですが、
今のところ、実際の構造材使用比率は30%程度らしいです。
だいぶ前になりますが、住友林業の現場で、
「スプルース」の柱が使用されているのを見たことがあります。
(今はどうなっているかは分かりませんが・・・・)
スプルースなどの輸入材は一般流通材として定着していますが、
日本には国土全体の8割を占める広大な森林がありますので、
これを利用しない手はないでしょう。
国産材を使用することは地産・地消、国内市場や地域の活性化につながることですので、
ぜひとも継続していただいて、国産材100%を実現してもらいたいですね。
◆ 住友林業の特長 3 : ビッグフレーム(BF)構法
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住友林業では、ビッグフレーム構法という
建物内部の柱や壁を少なくできる構法が選択できます。
このビッグフレーム構法は、木造でありながら、
重量鉄骨造に近い工法になっています。
主な特徴としては、
建物内部に構造上必要な柱などが少なく、
広い空間を実現できるため、
- 大きな窓が取りやすい
- ビルトインガレージなどの大開口にも対応できる
- 3階建てでも1階に窓が多くとれるため明るい
- 構造上必要なうち壁が少ないため将来間取りを変更するリフォームが容易
などの特長があります。
マルチバランス構法と比較して、
それほど価格に差があるわけではないようですので、
3階建てや大空間を作ることを重視したいご家族には向いているのでは
ないでしょうか。
住友林業の評判
住友林業は、木造では販売実績が1位の会社のため、
いろんな評判を見ることができます。
最近では、木造を中心に販売するハウスメーカーらしく
海外での植林活動も積極的に行っており、評判が高いようです。
また、住友林業は、保有林を活かすための独自工法『きづれパネル』にも
力を入れてきていますが、
住友林業を検討されている方の多くが気になる話題なのでしょう。
検索されるキーワードで『きづれパネル』は検索数の多いひとつになっています。
では、住友林業の具体的な評判を見ていきましょう。
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◆ 住友林業の評判 1 : 耐震性の評判
住友林業のHPにも記載されている通り、
住友林業の耐震等級は標準仕様で耐震等級3を実現しています。
耐震等級3とは?ですが、
現行の建築基準法の1.5倍の強度を有する建物に対して与えられる認定です。
とにかく地震に強い家が欲しい方にとっては、耐震等級を参考にしてみてください。
もう十数年前になりますが、
1995年の阪神大震災では木造住宅の多くが倒壊したということで、
「木造軸組工法(在来工法)は地震に弱い」
といった報道がなされたために、
そのように認識されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、
「木造軸組工法」が地震に弱く、
鉄骨造やRC造が地震に強いという考え方は間違いです。
阪神大震災時に倒壊した木造住宅は、
そのほとんどが老朽化した築年数の古い建物でした。
それゆえ、シロアリや普及の被害に遭っていたような住宅が多かったのです。
(これは一般公開されているデータです。)
かたや、地震に強いと思われている鉄骨造やRC造は、
築年数が浅く、比較的新しい建物が多かったため、
倒壊を免れた建物が多かったと聞きます。
(鉄骨造やRC造でも溶接不良やRC造柱の脆性破壊で倒壊しているものもあります。)
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このような前提条件抜きに、
「阪神大震災で倒壊した住宅は木造軸組工法が多かった」
ということが伝えられ、
それが消費者の「木造は地震に弱い」というイメージに結びついてしまったため、
未だに誤解している人が多いのでしょう。
住友林業は、独自の「きづれパネル」によって耐震性を上げているので、
地震での倒壊被害などについては、対策出来ていない家よりも安心できるのでは
ないでしょうか。
住友林業をはじめ、多くの木造住宅で
建築基準法の1.5倍の強度である耐震等級3の認定を
受けることが可能です。
地震にできる限り強い家を建てたい方は、
この耐震等級がひとつの目安となります。
最高等級である3を満たすためには、
設計段階から耐震性を考慮しなければなりませんので、
早い段階で要望を伝えておくようにしましょう。
◆ 住友林業の評判 2 : 提案力があるという評判
今から、5年ぐらい前のことです。
私の知る限り、住友林業は「提案力」があるということを聞いたことがありました。
何故そのように言われていたかというと、
その営業方法に特徴があるからと思われます。
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住友林業の営業方法は、
引き合いのあったお客様に5万円を負担してもらって
敷地調査を行い、プラン作成を行います。
通常、契約前は、高額物件でもない限り、設計、ましてやコーディネーターは
営業活動に同行することはありませんが、
住友林業は契約前でも設計やコーディネーターが同行していたようです。
当然、営業単独でのプレゼンテーションよりも、提案力が格段に違うことは目に見えていますし、
そのような手厚い待遇をされれば、
「住友林業さんに任せてしまおう!」
という気にもなります。
(最後の決め手として、値引きもあったそうです。)
これが、住友林業の「提案力」が高いという評判に結びついていたと思われます。
(今は、変わっているかもしれませんし、支店によっても違うと思います。)
だだ、個人的な意見としては、このような「提案力」だけで住宅会社を選ぶことは
オススメしません。
もちろん、「提案力」も重要な要素であることは間違いありませんが、
こればかりにこだわると、「性能の比較」という選考基準が薄くなってしまうからです。
このような「提案力」の虜になってしまったときは、ちょっと冷静になって、
「ちょっと待てよ、性能は??」ということを思い出してもらいたいと思います。
◆ 住友林業の評判 3 : 営業の評判
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こちらは賛否両論あるようですが、
「予算を伝えたら急に足払われるような対応をとられた」
など、ターゲット以外の層には非常に冷たいといった評判をよく耳にします。
予算が合わないと家は建たないことは分かりますし、
営業さんにとって熱いお客さま
(予算に余裕があって、すぐにでも家を建てたいというような方)を
つかまえることを目的にするのは悪いこととはいえません。
ご自身の生活がかかっているのですから。
私の知る住友林業の方は、非常に丁寧な接客を心掛けているのですが、
中には、あからさまな態度をされる方がいるのは残念です。
住友林業の坪単価
住友林業で実際に家を建てた方の平均坪単価を知りたい方はこちらへどうぞ
ハウスメーカーの坪単価比較 大手ハウスメーカーの坪単価と住友林業の坪単価を徹底比較
住友林業は、木造のハウスメーカーの中では、
坪単価が高いハウスメーカーの一つです。
平均が坪当たり75万円ですので、
40坪の家を建てたとすると、3000万円が必要です。
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また、この金額は、建物の本体工事費ですので、
外構や照明、カーテン、空調機器などは含まれていません。
そういったその他費用が、安くても400万円程度かかってきますので、
住友林業で平均的な家を購入しようと思うと
3400万円
は最低でもかかることを知っておいて下さい。
通常、木造よりも鉄骨住宅の方が高い場合が多いのですが、
高所得層をターゲットとしているため、
積水ハウスやダイワハウスなどの鉄骨メーカーよりも
平均坪単価が上がっているのでしょう。
住友林業には、社員全体にしめる資格者の割合が高いことも
家の価格が上がる原因になっているのではないかと思います。
提案力にお金を払うのか、建物にお金を払うのか
しっかりと検討して下さい。
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住友林業の快適性能について
住友林業の家はどれくらい快適かを、「断熱・気密性能」、「遮音性能」、「空気の清浄度」で評価しました。
総合点
2.5 (5点満点)
快適性能を見ると、平均的な点数になっています。
それでは、各性能を見てみましょう。
◆ 住友林業の断熱性能、気密性能
【評価結果】
★★★☆☆ (3 : 平均以上)
【解説】
家の暖かさや涼しさは、家の断熱性能や気密性能、
自然の光や風をどのように取り込むかの設計手法などから
判断できます。
住友林業の断熱性能、気密性能を見ていきましょう。
在来軸組みでは充填断熱工法を、
ツーバイフォーでは、外張断熱フルセーブ工法を採用しています。
一般的には、外張断熱の方が気密性能を高めることができ、
充填断熱の方が断熱性を上げることが容易です。
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☆ 在来工法の断熱仕様
部位 | 仕様 | 厚み |
床 |
グラスウール32K |
-mm |
壁 |
グラスウール16K相当 |
-mm |
天井 | グラスウール16K相当 U値=0.038 |
-mm |
窓 |
アルミ樹脂複合サッシ+遮熱Low-Eペアガラス(3+12+3) |
- |
☆ 外張断熱フルセーブ工法の断熱仕様
部位 | 仕様 | 厚み |
床 |
フェノールフォーム |
-mm |
壁 | フェノールフォーム U値=0.030 |
-mm |
天井 | ロックウール U値=0.038 |
-mm |
窓 |
アルミ樹脂複合サッシ+遮熱Low-Eペアガラス(3+12+3) |
- |
Q値は、1.92W/m2・K
C値は 5.0cm2/m2
在来工法では、グラスウールを採用しています。
きづりパネルを採用していますので、筋交いなどの断熱材の欠損が小さくなるため、
比較的Q値が高くなります。
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Q値が2.0を上回っているところは評価できる点でしょう。
また、Ⅳ地域では、遮熱Low-Eガラスを採用し、夏の暑さの対策が出来ています。
窓からの熱の侵入は、四季のバランスを考えると評価できます。
年間を通じた暖冷房の光熱費を考慮すると、遮熱よりも室内の熱を逃がしにくい
Low-Eガラスの方が安くなる場合もありますが、
夏も快適に生活したい方は、遮熱タイプを選択すると良いでしょう。
どちらかと言えば、スウェーデンハウスや 一条工務店のように、
高気密・高断熱な住宅にはこだわっている訳ではなく、
涼温房という言葉が示すように、冷暖房に頼りすぎない生活の提案を
中心に行っています。
ただ、残念なことにC値にはあまりこだわっていません。
たとえば、断熱性能だけを上げたとしても、気密性能が低い家の場合、
いろんなところにある隙間から風が入ってきて、床付近を這うことになります。
冬は、冷たい風は家の低い部分、たとえば、1階の床付近から入ってきて、
最上階の天井付近から抜けていくことになりますが、
そうなると、いくら暖房しても床付近は冷たいといった現象に繋がるのです。
実際に測定した結果を見ても、
断熱等級2の家を気密化した家と断熱等級3の家を気密化しない家では
室内の温度分布はほとんど変わらないという結果になっているのです。
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せっかく断熱材をしっかり入れて断熱性能を上げるのであれば、
気密性能も上げてほしいところです。
また、気密性能は、現場の作業の丁寧さにもつながります。
高い気密性能を出す大工さんは、家の隙間をなくすために
丁寧な仕事を心がけています。
商品の技術力だけでなく、
現場での技術力が気密性能を大きく左右します。
それもそのはず、
1軒の家で、
A4の紙1枚分の隙間か、
はがき1枚分の隙間か
によってC値は大きく変わりますので、
本当に細かな仕事を丁寧にしないとその性能は出ないのですから。
C値は、快適性だけでなく、現場の丁寧さにつながるということを知っておいて下さい。
ただ、住友林業の場合は、高断熱に特化し過ぎるのではなく、
自然との共生を設計の中に取りこむ手法を採用しています。
暖冷房を中心とした家づくりを進める「スウェーデンハウス」や「一条工務店」とは
スタンスが違います。
家にお住まいになったときにどのように生活されるのかをイメージされるといいのですが、
暖房や冷房に頼りすぎない家を建てたい方は、
住友林業や積水ハウス、ダイワハウスなどの方が合っている場合があります。
住まれるご家族のご要望に応じて選択するようにして下さい。
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◆ 遮音性能について
【評価結果】
★★☆☆☆ (2 : 平均以下の性能)
【解説】
遮音性能は、家の中に外の音を入れない性能を指します。
たとえば、家の前が交通量の多い道路だった場合、
「その車が通る音が室内に入ってくると熟睡できない」、
「テレビの音量を上げないといけない」
「家族とゆっくり会話ができない」
などの問題が出てしまいます。
そのため、家の快適性には、家の中の静かさも重要になってきます。
遮音性能は、換気口などの単純開口の有無や気密性能、窓の性能、壁の性能などで
ある程度推測することができます。
☆ 単純開口
換気ですが、住友林業は第3種換気システムを採用しています。
ダクト式ではなく、各部屋に給気ファンが取り付けられる方式のため、
そこからの音の侵入が考えられます。
また、C値は5.0程度と性能が高いとは言えません。
◇ ツーバイフォー仕様
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全館空調付の第1種換気システムが採用されています。
各居室には単純開口がありませんので、外の騒音を考えるとコチラの方が性能が
高いのではないでしょうか。
ただ、空調機が付いていますので、空調機の作動音が気になる場合があります。
ダクトの中を空気が通過する時に発生する風切り音も風量が大きくなるに従い
大きくなりますので、注意が必要です。
☆ 窓の性能
アルミ樹脂複合サッシが入っています。
アルミ樹脂複合サッシは、樹脂サッシや木製サッシと比較すると開閉する窓部分(障子部分)と
窓枠部分の隙間がどうしても生じてしまいます。
ただ、ペアガラスが採用されていますので、ある程度音を低減することができます。
☆ 壁の性能
壁の仕様ですが、グラスウールが採用されています。
グラスウールは、ロックウールほどではありませんが、
断熱材の中でも遮音性の高い断熱材のひとつです。
厚さと比重に左右されますが、壁の吸音には十分な仕様が採用されているようですので
壁については十分な性能と言えるでしょう。
◆ 空気の清浄度
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【評価結果】
★★☆☆☆ (2.5 : 平均レベルの性能)
【解説】
空気の清浄度は、建材からでる化学物質対策への姿勢と
換気システムのフィルター性能、気密性に関係してきます。
アイフルホームの家の空気の清浄度は、
平均クラスではないでしょうか。
☆ 化学物質への取り組み
シックハウス症候群などの発症事例がマスコミなどで大々的に
取り上げられることは無くなりましたが、
いまだに新築住宅に入ってシックハウス症候群の症状を発症される方がいます。
企業としては、法律を順守して建てることが最低限の対策ですが、
大手ハウスメーカーの中では、自社で化学物質の濃度測定を行うなどの
取り組みをしているところもあります。
シックハウス症候群の問題として取り上げられているホルムアルデヒドですが、
住友林業では、研究棟のなかでその検証をしているようです。
また、商品単体を小型チャンバー法で化学物質の放散量をはかっているようです。
私も以前この小型チャンバー法を用いて
いろんな建材の化学物質放散量を測っていましたが、
ここまで出来るのはさすがハウスメーカーだと思います。
測定をしているから大丈夫というわけではないですが、
測定結果を見ながら商品の選定を行うといった住友林業の姿勢には
安心できるところだと思います。
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☆ 換気システムのフィルター性能
空気の清浄度は外の花粉などの粉じんと、人からでるニオイや二酸化炭素
があります。
こちらについては、換気システムのフィルター性能に左右されます。
先ほども触れましたが、住友林業は、第3種の換気システムを採用しています。
そのため、各居室には、空気を取り込む給気口と排気口が設置されています。
ダクトを使うシステムのため、空気の流れる量をある程度調整出来るのですが、
完成時に風量をはかって調整しないと適切な換気が行える保証はありません。
そのため、この換気システムは風量測定が必須です。
また、給気口には、あまり高性能なフィルターを採用することができないため、
花粉やほこりを取り除く能力はそれほど高くないことを知っておきましょう。
◇ ツーバイフォー仕様
第1種換気システムとなっていますので、
フィルターの性能も比較的高いものが採用されています。
花粉症などでお困りの方はこちらを採用する方がいいのではないでしょうか。
ただ、メンテナンスもそれなりに大変になりますし、
なによりイニシャルコストがかかります。
花粉の飛散する時期だけのためにこのシステムを採用するか、
空気清浄機を併用するか、迷うところだとは思いますが。
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☆ 気密性能
断熱性能や遮音性能でも紹介しましたが、気密性能が低いことによって、
ホコリや花粉などの侵入量が増えます。
住友林業では、ダクト式の第3種ですので、
各居室が極端な換気不足になることはないと思いますが、
家の中が負圧になりますので、フィルターが付いていない隙間からの
ホコリなどの侵入が考えられます。
◇ 全館空調システムエアドリームecs(エックス)はどうなのか・・・
ツーバイフォー仕様には標準で付いてくる全館空調システムですが、
性能としてはどうでしょうか。
まず、私自身アンチ全館空調システムのため、あまり良い評価をしている訳ではありません。
というのは、
- システム自体が高いこと
- メンテナンスに費用がかかる
- 細かな温度制御が困難
- 取替が非常に大変
- 室外機が本体から離れ機器の容量が大きいためエアコンよりも非効率な運転になってしまう
- 空気で暖めるため、温度差が生じやすい
- リビングや寝室だけを暖房するなどの運転に対応できない
- ニオイを全室で共有せざるを得ない
- 加湿器が別で必要
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などなど、まだ開発の余地が多く残されているからです。
空調メーカーが現在積極的に開発を行っていますので、
もう少し待つとより性能が高く、デメリットの少ないシステムが登場すると思います。
部屋にエアコンなどを設置しなくていいのですっきりするなどメリットも数多くありますが、
みなさんは如何でしょうか。
最終更新日 : 2012年2月16日
住友林業を他のハウスメーカーと
徹底的に比較してください!
ハウスメーカーの評判 一覧
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