せっかく家を建てるなら、お気に入りのキッチンにしたいところ。
キッチンは、家の中でも使う頻度が高い場所です。
料理をする方にとっては、家の中で寝室やリビングの次に長い時間を過ごす場所ではないでしょうか。
みなさんは料理にどれくらいの時間がかかっているのでしょう。
仕込みや野菜の洗いなどから始まり、加熱、仕上げまで、食事が終わったら、後片付けと
キッチンに立つ時間は意外と長いものです。
ちなみに、私の場合は、朝食だと1時間(弁当などを作るとさらに長くなるのでしょうね)、
昼食だと1時間弱、夕食になると、1.5~2時間といった感じです。
つまり、1日の6分の1はキッチンに立っているのです。
毎日しないといけない家事の一つなので、使いやすく楽できて、料理などが楽しめるキッチンを
考えましょう。
ここでは、キッチン選びの基礎の基礎を学んでいきましょう。
- キッチン形状(レイアウト) キッチンの形を選ぶために知っておきたい基礎知識
- キッチンの高さの上手な選び方 あなたにあったキッチンカウンターの高さの選び方
- 必要な収納の大きさ キッチンの収納に必要な大きさを知ろう
- ワークトップの選び方 ワークトップカウンターの種類は何がいいのか、特徴を紹介
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新築の家の満足度はキッチンが左右する!?
1、キッチンの形状(レイアウト)を決めよう!
◇ キッチンの形状と特徴
キッチンの形状は、I型、Ⅱ型、L型、アイランド型など様々です。
代表的なものをイラストで確認しましょう。
☆ I型
【特徴】
もっともスタンダードなレイアウトです。
スタンダードということは、選べるシステムキッチンも多くなるということでもあります。
段取り良く調理を進めれば、家事の動線が短くてすみますし、キッチンをあまり大きくできないような
間取りにも対応しやすいレイアウトとなります。
ただ、2人で調理をするとなると、動線が重なっていますので、動きづらかったりします。
また、キッチンの幅を広くしてしまうと、動線がグッと伸びてしまい、右に行ったり左に行ったりが
大変になります。
冷蔵庫とシンク、ガスコンロ(IHクッキングヒーター)の3つの移動距離が3.5m以内であれば
それほど使いにくさを感じないと思います。
もしI型で動線が横に伸びそうな場合は、冷蔵庫をシステムキッチンの背面に置くなどすると動線を
短くでき、使いやすくなります。
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☆ II型
【特徴】
洗いや下ごしらえ、カットをする場所と、煮炊きする場所が分離されたレイアウトです。
このタイプは、
キッチンスペースを広くできる場合や、家族が多く広い調理スペースが必要な場合、
料理が好きでこだわった料理をするための作業スペースが欲しい方などに向いています。
また、豪邸で専属のコックなどを雇っている家もII型が多いでしょう。
(日本では少ないのでしょうが。。。)
ただ、広いキッチンを確保できる間取りでないと採用しづらいレイアウトであることは確かです。
また、キッチンが独立した間取りが多くなりますので、さびしがり屋の方は工夫が必要です。
冷蔵庫、シンク、ガスレンジ(IHクッキングヒーター)を結ぶ動線の距離は、
5.5m程度までにしておいた方がいいようです。
☆ L型
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【特徴】
I型に次いで多いキッチンのレイアウトでしょう。
ガスレンジ(IHクッキングヒーター)部分が直角に折れているレイアウトが主流です。
お鍋を火にかけながら、違う料理の下準備をしたりする場合には体を回転させればいいので、
非常に便利です。
ただ、コーナー部分のスペースの利用方法を考えていないと、デッドスペースとなってしまいます。
また、冷蔵庫や食器棚などのレイアウトの自由度も低いため、個性的なキッチンを作るのは
難しいレイアウトのようです。
冷蔵庫、シンク、ガスレンジ(IHクッキングヒーター)を結ぶ動線の距離は、4.8m程度までに
しておいた方がいいようです。
☆ U型

【特徴】
キッチンに立つ人をカウンター、冷蔵庫、シンク、ガスレンジ(IHクッキングヒーター)が
囲むように配置されたキッチンのレイアウトです。
料理するスペースが広くなりますので、大人数の家庭でも窮屈に感じることなく調理が
できるでしょう。
II型同様、キッチンが独立した状態になるため、手の込んだ調理を頻繁に行う方や、
料理を趣味とする方にとっては、調理に集中できるため満足される方が多いようです。
ただ、何も考えずU型を選ぶと、キッチンスペースを持て余してしまい、動線が長くなる
デメリットなどに対して不満が溜まってしまうようです。
また、II型と同様基本的に食器棚はキッチンには置かず、ダイニングもしくは、
システムキッチンに付属する収納に片付けてしまうようになります。
冷蔵庫、シンク、ガスレンジ(IHクッキングヒーター)を結ぶ動線の距離は、5.5mまでに
しておいた方がいいようです。
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今まで説明した形状では、冷蔵庫から野菜や肉を取り出し、洗って、切って、下ごしらえして
煮炊き、そして盛り付けまでのお話でした。
ただ、調理は、食卓まで運んで、食べた後食器をシンクまで戻し、洗って食器を片づけるまでを
一連の流れとして考えなければいけません。
ここから重要になってくるのが、(システム)キッチンの配置です。
では、どういった配置があるのか確認しましょう。
◇ キッチンの配置
一般的には、
壁付けタイプと対面タイプ、アイランド タイプです。
では、それぞれの特徴をあげましょう。
☆ 壁付け タイプ

【特徴】
なんといっても、キッチンスペースがコンパクトにできることが最大のメリットでしょう。
部屋を仕切るキッチンと部屋の明確なラインがないため、部屋を広く使うことができます。
また、壁に向かっているので、料理に集中できます。
デメリットとしては、キッチンがダイニングから直接見えるため、来客を考慮していつも
きれいにしておかないといけない点や、家族とコミュニケーションをとりながら料理をするという
のが難しい点、そして、食器棚を置くスペースに困るといった点があります。
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他には、油汚れが飛散しやすくなることも挙げられます。
☆ 対面 タイプ

【特徴】
メリットは、家族とコミュニケーションを楽しみながら料理ができる点でしょう。
また、対面部分に少し高めのカウンターなどを付けると、キッチンの目隠しになり、
ダイニングがすっきりとして見えます。
キッチンとダイニングの間に垂れ壁を設ければ、キッチン上部だけ防火措置を取ればいいため、
材料費や施工費などを少し抑えることができます。
食器棚や冷蔵庫などのスペースの確保も容易で、ダイニングから見た印象もいいため、
I型などを選択した場合は、対面タイプを計画する方が多いです。
ただ、ダイニングにある程度の広さをとらないと窮屈な印象となってしまい、
部屋が小さく感じてしまうことがあるようです。
また、ガスレンジ(IHクッキングヒーター)の前は壁を設けないと油や調理の煙が部屋中に
広がってしまうので、注意が必要です。
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☆ アイランド タイプ

【特徴】
壁付けタイプと対面タイプの中間的位置づけです。
複数で料理を楽しむ方には、うってつけではないでしょうか。
アイランド部分は、作ったものを仮置きするスペースやパンやそば打ちするスペースとして
重宝します。
また、適度に家族とのコミュニケーションを楽しみながら料理をすることができます。
ただ、キッチンとダイニングがしっかりとした区分けされないため、壁付けタイプ同様
キッチンが来客者に見えてしまいます。
また、ガスレンジ(IHクッキングヒーター)をアイランド部分に取り付けることもできますが、
油や煙が部屋全体に広がってしまう可能性が高く、レンジフードなどの換気扇は
風量の大きなタイプを選ぶ方がいいでしょう。
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◇ キッチンのサイズ
☆ キッチンの幅
キッチンの幅ですが、
I型では255cm、L型やⅡ型では240cm程度のものを選択される方が多くなっています。
このキッチンの幅ですが、15cm単位で規格された商品が主に販売されており
165cm、180cm、195cm、210cm、225cm、240cm、255cm、270cm、285cm
といったサイズから選ぶのが一般的でしょう。
なお、キッチンの幅を変更しても、
シンクや調理器の大きさは変更できないメーカーや商品があります。
つまり、キッチンの幅を変更することによって変わってくるのは、
作業スペースということになります。
また、そのレイアウトも使い勝手に合わせて移動が可能です。
そのレイアウトも、下の収納との絡みがあるため、
15cm単位で移動できるパターンが多くなっています。
鍋休めやシンクの両サイドに皿を仮置きするスペースが必要なのかなど
普段の炊事を思い浮かべながら必要なサイズを選んでください。
☆ キッチンの奥行き
キッチンの奥行きで一般的なのは、65cmです。
ただ、この奥行きも60cm、70cmなどから選ぶことができます。
ワークトップを広く欲しい場合は、大きめのサイズを
対面キッチンとして、ダイニング側にカウンターを設ける場合などは
奥行きを短くしてカウンター上の使い勝手を上げるなど
使う方の勝手の良いものを選択するといいでしょう。
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なお、当然、60cmの奥行きと70cmの奥行きとでは、
キッチンに必要な広さが異なります。
間取り作成の段階から、
ショールームなどで実際のサイズを確認し、
ある程度決めておく方がいいでしょう。
キッチンは女性の城とも呼ばれていますが、
ご家族の生活スタイルに合ったものを選択してください。
紹介したキッチンの選び方は、一般的に言われているものです。
間取りでメリットを活かす、もしくは、デメリットを補う方法もありますので、
お気に入りのキッチンを実現して下さい。
では、次は、キッチンの高さの選び方を紹介します。
